【現役技師の本音】大学病院勤務3年目の同期に、夜勤・残業・給料のリアルを突撃取材してみた

「大学病院の検査技師って、やっぱり忙しいの?」

「当直(夜勤)の手当や残業代って、実際どれくらいもらえるの?」

臨床検査技師を目指す学部生にとって、最も気になる就職先の一つが「大学病院」です。

ネームバリューがあり、高度な医療に携われる一方で、「激務」「当直が大変」という噂も絶えません。

今回は、大学卒業後にストレートで某大学病院(特定機能病院)へ就職し、今年で勤務3年目となる同期のT君に、給料・当直・職場環境のリアルを突撃インタビューしました。

白衣のポケットに手を突っ込みながら、無給の院生あめが「現場の生々しいリアル」に迫ります。

1. 【給料と手当】ぶっちゃけ、手取りはどれくらい?

まずは一番気になる「お金」の話から切り込んでみました。

質問項目大学病院勤務3年目・T君のリアル回答
基本給(月給)「額面で大体 23万〜24万円 くらい。ここから税金や保険料が引かれる。」
手取り額「夜勤手当や残業代も含めて、毎月の手取りは 22万〜25万円 前後で安定してる。」
当直手当「1回あたり 8,000円〜10,000円 程度。月に4〜5回入るから、これだけで約4万円のプラス。」
ボーナス(賞与)「年間で基本給の 4.0ヶ月分〜4.5ヶ月分 くらい支給される。ここは大学病院の強み。」

あめの所感

院生が無給で資金繰りに奔走している横で、年収ベースだと400万円台半ば近くに達している計算です。やはり大学病院の福利厚生とボーナスの安定感は絶大ですね。

2. 【業務と当直】ワンオペ当直と緊急検査のプレッシャー

次に、日々の働き方と当直の厳しさについて聞いてみました。

あめ:「大学病院の当直って、やっぱり緊急検査で呼び出されまくるの?」

T君:「夜間は緊急手術や救急搬送が次々に来るから、基本的に仮眠室でぐっすり寝られる夜はないね。特に輸血検査や血圧・血液ガスのオーダーが重なると、朝までノンストップで検体を回し続けることもある。」

あめ:「当直明けの日はどうしてるの?」

T君:「うちの病院は『当直明けは午前中で帰宅』というルールがあるから、そこはしっかり守られてる。ただ、生活リズムを整えるのが一番大変かな。」

3. 【人間関係とキャリア】大学病院特有の「派閥と研究」

病院内での人間関係や、今後のキャリアについても尋ねてみました。

あめ:「大学病院って、技師同士や医師との人間関係はどう?」

T君:「技師室は人数が多い分、グループや派閥みたいな雰囲気はあるね。あと、大学病院だから『業務時間外での学会発表や論文執筆』を求められる空気感はあるね。臨床業務を回しながら研究もやるから、ぶっちゃけ半ば『サービス残業』的に残ってデータ処理することもあるよ。」

あめ:「それって、大学院生と同じような作業を現場でやってるってこと?」

T君:「大学院生ほど研究って感じではないかな。基本的には教授とかが必死になってる感じで、僕らは主体的になにかできるかと言われると、そんなことはないからね。だからこそ、院卒の人だったら病院で研究発表する時には院生の経験が強い武器になるんだろうなって思うよ。病院きたら?笑」

あめ:「ごめんけど、それは無理です笑」

まとめ:大学病院勤務のメリット・デメリット

インタビューを通じて見えてきた、大学病院勤務のリアルです。

🟢 メリット

  • ボーナスや福利厚生が非常に安定している
  • 症例数が圧倒的に多く、珍しい検査データや最新機器に触れられる
  • ネームバリューがあり、キャリアのベース(実績)になる

🔴 デメリット

  • 当直やシフト勤務による体力的負担が大きい
  • 臨床業務に加えて、学会発表や論文作成の負担がしかかってくる
  • 組織が大きいため、人間関係の距離感に気を使う

一足先に社会に出て、現場の第一線で当直を回しながら揉まれているT君の姿は、非常に逞しく映りました。

同時に、彼が負担に感じている「研究やデータの統計処理」こそが、まさに私たちが大学院で毎日泥臭く磨いているスキルそのものであることにも気づかされました。

次回は、【同期インタビュー第2弾】として「【民間病院・クリニック編】市中病院に就職した同期が語る『当直なし・残業少なめ』のリアルな暮らし」をお届けします!

大学病院とは真逆の働き方を選ぶとどうなるのか、比較していきます。

白衣のポケットに手を突っ込みながら、今日も実験室で耐え忍ぶ、限界大学院生あめでした。

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